申し訳ございません。費用面で考慮不足がありましたので、修正版を再投稿です。不正確な情報を提供してしまい、誠に申し訳ございませんでした。(追記20170325)
まだ自分の人生で何をしたら良いのか決めきれていない、小学生、中学生の皆さん。またはそんなお子様を持っている親御さんの皆さん。ひとつ、高専(工業高等専門学校)進学という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか?ここでは、研究職、理系男子31歳が高専進学をお勧めする3つの理由を紹介します。
幼少期から中学校までのお話はこの記事↓
高専進学という選択肢を勧める3つの理由
理由その1、お試しできる(ちょっと趣旨が異なるかも)
高専というと、クラスの中でも割と勉強のできる人たちがいく学校でしたので、自分の中学校時代の内申点を考えると、高専という選択肢を先生から提案されたことはラッキーでした。先生からの提案を受けれた理由としては、下記の3点。
・自分の好きな科目は理科、数学だった。
・内申点より入試の点数の方が選考における比重が高かった。(内申3:入試7)
・入試日が他の公立高校と異なり、早かった。(お試しで受けれる!!)
(時代や場所によっても違うかもしれないので、日程はよく確認して下さい。)
自分の時は、高専の入試日の方が公立高校に比べて3週間くらい早かったので、高専入試の合否結果が届いた時は、まだ公立高校の入試前でした。なんでかわかりませんが、中学校の卒業式の後に公立高校の入試があり、他の私立や高専に行く人たちと推薦入学の人だけが卒業前に進路が決まってました。
公立高校の入試の前に受けれるので、試験本番の雰囲気を味わえます。そのため、高専に行きたくない人でも、本番の予行練習として受けることは一つの手だと思います。また、みんなに無理と思われるくらい内申点やテストの点が悪くても、受けることを勧めます。落ちたところで痛くもかゆくもないし、受かればラッキーです。そこから研究職にだってなれます。16,500円の入試費用(平成27年度長岡高専)はかかりますが、安いものだと思います。何事もチャレンジが大切です。お試しでいいのでとりあえず受けることをお勧めします。
高専を志望したきっかけは、この記事↓にも書いてあるので参考にしてほしいです。
理由その2、コスパが良い
はじめに言います。高専の授業料は他の公立高校に比べると2倍ほど高いです。と思ったら、今は高専の方が安いんですね!!びっくり。なんてこった。時代は変わるものですね。自分の時は2倍ほど高専の方が授業料が高かったにも関わらず、高専をお勧めできるのに、今は費用がほぼ同等。それなら断固、高専をお勧めします!
高専の授業料は公立高校に比べて2倍ほど高いです。今は高等学校等就学支援制度があり、世帯年収などで負担する授業料が異なります。ただ、それでもコスパがいいんです。(追記20170325)コスパが良い理由は以下の3点。(ここ重要。)
・就職する際の圧倒的な求人数の多さ
・専門性の高い技術を得られる
・大学編入という、ウラ技
・(番外)大学卒業までの費用の比較
就職する際の圧倒的な求人数の多さ
就職を希望する際に、1人につき数十社の企業から選ぶことができました(合計で数百社だった記憶があります。)。もともと求人数が多いのに加えて、進学する人が増えて来ていることから、選べる数は増えます。地元企業が多いですが大手のメーカーなどへの就職もあります。自分の同級生の就職先としては、旭化成など、が挙げられます。
専門性の高い技術を得られる
1年生の時から実験などの専門科目があります。体育好きで机の上での勉強嫌いの自分には、とっても合っていました。また、年次が上がるにつれてこの専門科目の比率も増えていきます。これは大学に進学しないと気づかないのですが、専門科目の実技・実験の技術については、高専卒業時で大学院生の修士レベル程度になると思います。非常に高いです。ただ、机上の知識については大学生と同等程度です。(自分の場合は、大学生よりも劣っていた。)
大学編入という、裏技
裏技のポイントは3点。
・大学3年次に編入できる。
・センター試験がない
・編入試験は何校も受けれる。
高専は高校3年と専門学校の2年を足した5年制の学校です。そのため、5年で卒業する際には、就職か大学(高専の専攻科もある)への進学を選ぶことができます。この大学への進学の際に、普通高校であればセンター試験を受けて、入試を受けて1年生から大学生活をスタートするのに対し、高専の場合は大学3年次(2年次の所もある)に編入ができます。そのため、通常であれば必須のセンター試験を受けなくて済みます。また、通常であれば国立の大学は前期で1校、後期で1校の計2校しか受けれません。しかし、この編入試験の日程は大学によって異なるため、何校もの国立大学を受けることができます。このアドバンテージは大きいですよ!
大学卒業までの費用の比較(平成27年度、長岡大手高校と長岡高専を比較。大学は新潟大学)(大幅に修正と追記20170325)
公立高校と高専から、国立の4年制大学を卒業するまでのコストを比較した結果を表に示します。差額はなんと851,570円!!入試費用など細かいところは省きましたが、大きなポイントは大学時の年数。高専卒だと大学の3年次に編入できるため、大学の在籍期間は2年間。2年分の費用を抑えることができるんです。。申し訳ございません。自分の確認不足により、高等学校等就学支援金制度の考慮ができておりませんでした。(考慮する必要があるとのご指摘をいただきました。)(追記20170325)
考慮し直したものを表1、2に示します。表1には、家庭がある程度裕福(世帯年収が約910万円以上)の場合で、高等学校等奨学支援金をいただいていない場合の費用を示します。表2には世帯年収約910万円未満の場合の費用を示します。公立高校3年間分の費用(9900円)が同じように支給されるため、差額は257,570円と変わりません。
なお長岡大手高校はその他の費用に諸会費 25,520円(年額:PTA会費、後援会費、生徒会費他)と学年経費 56,000 円(年額:学校スキー、模試、副教材他)がかかります。
また、改めてこの高等学校等就学支援金制度を見直しましたところ、世帯年収によって加算支給という制度があり、最大で年額29万7000円まで授業料が支給されます(世帯年収が250万円未満の場合)。この世帯年収を考慮して差額を算出してまとめたものを表3に示します。世帯年収が350万円未満程度であれば、差額は604,970円まで増えます。
ここでは、公立高校と高専の費用の差について考えてました。費用を抑える事だけに着目するのであれば、他にも奨学金や授業料・入学金免除など様々な制度が学校や地域毎にあると思いますので、要チェックです。また、高校から高専への編入という技もあり、費用面だと実はこれが一番安上がりです。
自分の時の学費(記憶)
入学費:公立高校1万円、高専8万円くらい
授業料:公立高校は月に6000円、高専は月に12000円
自分の時代はだいたい2倍くらい高専の方が費用が高かった印象です。
今もだいたいおんなじですね。(追記20170325)
理由その3、面白い
高専に来ている連中は面白いです!変わった連中が多いです(笑)まあ、結局はこれに尽きます。
おさらい
高専進学という選択肢を勧める3つの理由をおさらいしますね。
1、お試しできる
2、コスパが良い
3、面白い
以上です、ありがとうございました。
この度は考慮不足によって、不正確な情報を発信してしまって申し訳御座いませんでした。ご指摘していただいた方には本当に感謝いたします。今後、記事に数値を載せる際は3回見直してから、投稿したいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。(追記20170325)
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