自慢ですが、私の同期にはカタカナ大学出身を筆頭に東大、京大、東北大、東工大など、同期にはそうそうたるメンバーが揃っています!
それに対して私は、「すごく良くはないけど、悪くはない地方国立大学」出身で、同期の研究職の中で出身大学ランキングをすれば、圧倒的最下位になります!
そんな猛者どもの中でいかにして研究職になれたか!いくつか理由はありますが、ここでは採用する側からどういう人間が求められているのかを、個人的な観点から解説します!
ダイバーシティ!必要なのは正統派だけじゃない!
最近、いろんなところでダイバーシティが叫ばれていますが、ご存知でしょうか?私は昨年くらいから会社が言い出して、初めて知りました。
ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと。 もとは、社会的マイノリティの就業機会拡大を意図して使われることが多かったが、現在は性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用することで生産性を高めようとするマネジメントについていう。 企業がダイバーシティを重視する背景には、有能な人材の発掘、斬新なアイデアの喚起、社会の多様なニーズへの対応といったねらいがある。
出典|ナビゲート
ざっくり言えば、いろんな人がいた方が、組織も活性化して良いでしょ?っていうこと。
地方国立大卒でも研究職になるための戦略は、基本的にはこのダイバーシティの考えによるものです!
優秀な理系は、1を100にする!
優秀な理系は、目標に向かって現在考えうるベストな策をスパッと提案していきます!いろんな人が見ても抜かりのない良策・王道・正攻法!まさに、ザ・理系!
現状と目標までのギャップを的確に捉え、現状1のところをゴリゴリと目標の100にまでしてしまいます!
先人たちが確立した理論などを正確に捉え、論理的に話を組み立ててしまうのは圧巻です!
異質な存在。私たちはそれをお笑い要員と呼んでいる。
このようなエリートな人材の中に、学歴だけを見たら自分だけが、ポツンと離れた位置にいます。しかしこれは自分に限ったことではなく、自分の前後の代を見ても、同じように1人、2人はこのような異質な存在の人がいるのです!
なぜか。それは、優秀な人ばかりだと、
クソつまらない正攻法しか出てこないから!
(正攻法以外も提案できる、ハイパーエリートもいます!!)
そう、我々の使命は、ある種予定調和の正攻法に対して一石を投じ、これまでにないアイデアを提案することなのです!
優秀な理系が1を100にするのであれば、我々お笑い要員は、何もないところに1を作り出します!もしくはその雰囲気を作ろうとします!
これができる理由として、私たちお笑い要員には以下の特徴が見られます。
- 常識や理論に縛られない。
- 理論より行動重視。
- (というかそこまで理論を知らない。)
- 物事をシンプルに捉える。
- (というか複雑な物事は考えられない。)
- 同期からお前は文系だろと言われる。
- (いや、お前らが理系すぎるんだよ。)
東大生と地方国立大生では採用面接での戦略が異なる。
以上のことを踏まえ、求められていることをしっかりと理解して面接に臨むことが必要になります!すこぶる優秀な理系の方とそうでない方とでは求められていることが違います!
選考に学歴は重要視されるか
重要視は、されません!ただ、良い高い大学に入れたということは、入れるだけの才能と努力があったということですから、優秀であるという保証が付きます!そのぶんは有利です!
学歴よりは学閥の方が影響力が高いように感じます!そら、同じ学校出身って親近感湧きますし、採用する側からするとその学生は後輩になるわけですから、応援したくなりますよね。
大学の研究室でも、同じ企業に就職するのが何代も続くパターンってありますよね。先輩がその企業で頑張ってくれていると、それだけでそこの出身の人の信頼度は高くなります!
東大生や旧帝大生の戦略
正統派で行けばいいです!すこぶる優秀なあなたに対して、そこまでの面白みや変わったことは、期待していません。期待するのは、理論にしっかりと基づいた答えを導き出してくれる安心感です!多くの人が選択する答えを返せばいいのです。横綱相撲です。
欲を言えば、質問者が期待する答えにちょっとだけ面白みを付け加えた受け答えがベストです!相手がわかる範囲で、自分の考えを主張しましょう!
また、強いて挙げるなら、謙虚さ(おとなしさ)があると良いです!自分の同期の東大卒は、おとなし目で、あまり主張が強くない人が多い傾向にあります!
地方国立大生の戦略
一方、地方国立大生は、思い切り個性や面白みを出しましょう!質問者の期待する答えだけでは、東大生には敵いません!元気やノリの良さがあることも個性の一つになります!主張は強めに、言い切れることは自信満々に言い切りましょう!相手が多少疑問を持ったところは、納得させるくらいの気持ちで行きましょう!
また、自分が研究所に入って成し遂げたい夢を熱く語りましょう!あなたが放つそのエネルギーに、役員たちは期待する(バカだなこいつと思う)のです!
自分の時は、大学での研究テーマ、研究職を志望する理由について、強く言い切りました!ただ、これも根拠なく言い切るわけではなく、強く言い切るための材料を事前に用意するために、修士1年の時にインターンシップに参加しました!
そして私は研究職になった!
こうゆうノリで行った結果、私は研究職になれたわけなんですが、入社してから聞いた、採用時の役員や部署の人からの自分の評価は、以下のようなものでした。
- 英語はからきしダメ
- 研究実績は良かった
- 志望理由はしっかりしていた
- 威勢がいい
- あいつはなんか面白い。笑
というわけで、研究職も高学歴集団だけが採用されるわけではありません!そこの地方国立大学のあなたにも、研究職になれるチャンスはあります! しっかりと研究実績を作り、強い志望理由を持って元気よく採用面接に臨みましょう!
(ペン字100日チャレンジ中!)